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いずれ帰る「故郷」はすでに色あせた過去の中にしかなく、時折無縁仏を祀った路傍の有応公祠がひどく優しげに見えた。

倉本知明『フォルモサ南方奇譚』、東京:春秋社、2025年、はじめにより。

2026.05.19 02:35

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